AX M病院ってところ<その五:アンニュイ栄養士> | ハーレム通信




◆◇◆ご訪問ありがとうございます。残念ながらこちらのブログは更新しておりません。
続きはニューヨーク、住んでみればこんなとこで、お楽しみ下さい。◆◇◆







CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
Map
海外*育児blogリング
海 外*育児blogリング
Back  Next
List
google
Amazon
MOBILE
qrcode
<< ブルックリン・フェスティバル再び&シアバター | main | さらば中田英寿 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
M病院ってところ<その五:アンニュイ栄養士>
妊娠したら、病院で栄養士さんに会うように勧められる。
そう、妊娠時期にどういった食生活をするのかカウンセリングを受けないといけないのだ。

あたしはある程度はネットで調べておいたし、先にお母さんになった友だちにも聞いていたから「だいたい」の概要はわかっていた。

それにさー、それにさーーーーー
アメリカ式で言われても、あたしゃやっぱりアジア人なので、アジア式でやっていこうという話になるわけです。
とはいえ、取り入れられるところは取り入れるけれどね、もちろん。
100%日本食なんて絶対無理だもん(金銭的にね、とくに)。

M病院では二人の栄養士さんに会った。
一人目が、白人の栄養士さん。
二人目が、黒人の栄養士さん。

今回は一人目の、白人の栄養士さんのお話。

この栄養士さん、やけにアンニュイ感を漂わしていた。
すんごいけだるそうに話すんだもん。

「あら、あなたは日本人なのね」
と、あたしのカルテを見ながらうなづいて、新しくできた日本食レストランの話などをしてくれた。

「あなたは日本人だから、どういったものを食べたらいいかわかっていると思うんだけれど……」といいつつ、ゴムとプラスティックの合いの子のようなものでできた、フライドポテトやらパンとか果物などの見本を見せながら説明を始める。

「朝ご飯は、こういった感じで……お昼はこういった感じで……」と、抑揚もない調子で語る彼女。
「ソーダーとかは飲むの?」
「飲みません」
「そう……」

その後彼女は、どうしてこの病院に来ている患者の多くはソーダー(コーラが得に多い)を飲むことが止められないのかしら、と言う。

あたしはこのとき、わかってはいたけれど、ダウンタウンに住んでお金のある栄養士と、お金もなく自分たちのコミュニティーから出たがらないラテン系の人たちとの間にある『温度差』というものを、つくづく感じだ。あ、栄養士さんが自分のコミュニティーから出たがらない(知ろうとしない)というのはお互いさまか。

コーラ、安いんですよね、この辺り。
スーパーボウルとか、NBAファイナル、はたまたメモリアル・デーなどといった大きなイベントの前には2リットルのコーラが89セントで売っていますからね。

2リットルですよ。

普段500mlが1ドルで売っているのに、その4倍の量がなーんと1ドル以下!
そらー買うよ、もちろん。
それにスーパーごとにもジャンクなオリジナル・コーラとか売っているしさ。

そしてあたしはつい最近まで知らなかったんだけれど、コーラの世界一消費国ってアメリカじゃなくってメキシコらしいですね。

というのも現大統領のフォックス氏がコーラの会社役員あがりらしいので、その関係上、というらしい。

話を元に戻すと「フライドポテト一本のカロリーはね、ベイクドポテト一個に当たるのよ」とか、けだるさ満載で教えてくれる。なので驚きも半減だ。

そしてまた「どうして野菜とか果物とか食べないのかしら。フライドポテトとコーラじゃ健康によくないのに」とため息。

なんというのか、あたしへの栄養講座ではなくって、病院にやってきている人たちの健康管理のやり方が考えられないような愚痴を聞いている感じだ。
カウンセラーだったあたし。

でもね、仕方ないんです。
だって野菜高いもん。
果物だって高いもん。
でもって、みんなおじーちゃんばかりだから、美味しくないもん。

あなたと彼らの間には、グレートキャニオンも真っ青な隔たりがあるんだよ、文化から、何から何まで。そこに気づかないと、何も始まらないよ。

実はこのアンニュイ栄養士さんを見たとき「ありゃ、白人のドクターがいるんだ」と驚いた。いや、何人かこの病院でも会ったけれど、なんとなく栄養士さんは違うんじゃないのかなって勝手に思っていたので。

でもすごい違和感を感じた。
「どうせ何を言ったところで、この人たちは食生活を替えないんでしょう」といった、なんというのかぶっきらぼうというのか、違うな、諦めとでもいいましょうか。ある意味差別とも言えるんだけれど。そんなニュアンスが漂っていましたね。

そういえば研修で来ていたっていってたっけ。
そうか、だから2回目の時は黒人の栄養士さんになっていたのね。

そして、今通っている病院でまたしても栄養士さん(白人)に会ったんだけれど、どうしてこんなにも違うのかなーと思った次第(笑)。

怖いわ、アメリカ。





人気blogランキングへ
クリック、ありがとうでつ。
| アメリカ病院話 | 13:23 | comments(4) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 13:23 | - | - |
コメント
マクドナルドって、結構値段は高いのに、健康に良くないコーラとか、フライドポテトを一生懸命に売っていますよね。
少しの金額で、コーラとフライドポテトを大盛りに出来たりして。
タイなんかだと、貧乏人は食べられなかったりするのですが。
| Toshi@タイ | 2006/07/03 8:38 PM |
@Toshiさん
マクドナルド、確か今痩せるためのDVDをプレゼントとかしています(笑)。
マック一食分のお金と野菜を買う金額が同じくらいなんですよ、こちらは。なので「高カロリーでもってお腹ふくれるマック」を選択する形になるんですよね〜。
しかしマック、高いですよね。
| liberula | 2006/07/04 12:48 PM |
そう、アメリカで新鮮なお野菜はあんまりお目見えしない、仕入れたその日だけ。 しょっとにおいのしかけた魚を平気で売る。 砕いた氷の上で売るアサリやその他の貝類。 水槽にいれろよ。 どの牛肉買っても筋だらけ。 肉やの高いの買わないといかんか。

こんな供給じゃ、そりゃ、貧乏人じゃなくても栄養の知識なんて得られませんよねぇ。 
| すまいる | 2006/07/07 4:36 AM |
@すまいるさん
ねー、難しいですよね。でもってこの国って「家庭科」みたいなのがないじゃないですか。それに太っている人の60%が「自分は太っていない」と思っているというし……。

うーん……。
| liberula | 2006/07/07 1:19 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://harlem124.jugem.jp/trackback/96
トラックバック